オージー英語:歴史と特徴が織りなす独特な魅力を徹底解説!
移民大国として知られるオーストラリアでは、一般的な英語とは少し異なる雰囲気を持つ「オージー英語」が話されています。
その理由について、歴史的背景からひもといてみましょう。
もともとオーストラリアではアボリジナルが暮らしていましたが、18世紀にイギリスに植民地化されました。そのなかにはロンドンの下町出身の移民も多く、彼らが使っていたアクセントや語彙がオーストラリアに定着していったといわれています。
19世紀には、ゴールドラッシュの影響でさらに移民が増加。
様々な文化や言語を持つ人々が集まったところにアボリジナル固有の言語文化も加わり、独特のなまりや語彙を持つオーストラリア英語(オージー英語)へと発展していきました。
たとえば、「A」。一般的には「エイ」と発音されますが、オーストラリア英語では「アイ」に聞こえるでしょう。
短縮形も好まれ、「オーストラリア人」を意味する「Australian」は、「Aussie」と表記されます。
オーストラリアは広大な面積を持つ国なので、地域によってもなまりの特徴が異なることも知っておきましょう。
ケアンズのあるクイーンズランド州では、延ばす音や語尾の上昇音調が特徴的といわれています。